DE32sx EF65K (8FX KATO製 16番 EF65組込専用サウンドデコーダ)    2019/04/16 更新


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標準添付 (消耗品)

  • 電球色LED x 2  2017.5 添付終了
     
  • 電解コンデンサ x 2
  • 絶縁ワッシャー
  • 線材、スピーカは添付しません。

CVリスト DE32SX_EL_CVLIST.pdf 

DP1定義: de32sxel.ini

 


1.概要

1.1 開発コンセプト

·         KATO製 16番 EF65にへの組込を支援するサウンドデコーダ
※1-305で確認、旧製品は不明です。  

·       NGDCC DE10sx_EF65K の後継です。

変更点
- 7FX → 8FX (ヘッドライト、テールライト以外の2FX(Fx4,Fx8)は、必ず抵抗器が必要です。)
- 音源変更
- ATS音追加

 

·          デコーダ本体を、比較的容易に組み込むことが出来るのみで、スピーカの搭載方法は各自において考案、挑戦してください。

※本製品では、元のライト基板の位置に2本のビスで取り付けかつ、モータ結線までの実現です。

線路電源の接続、スピーカの取付け及び配線は、指定してません、各自工夫してください。

※写真は旧型のデコーダです。

      
組込み参考例 : 

組込み参考例としてスピーカを仮実装してみました。
ダイキャストに加工を行わない方針で計画してみました。実際に試聴もしてみましたが、あくまでも一例であって、軽微な加工例としてはお勧めですが、満足度が高い方法ではないかもしれません。

写真のように (角形SP分売) で提供している、
 GC0251K がダイキャストの中にうまく収まることがわかります。ただし、このダイキャストに直接固定する場合、スピーカの振動板だダイキャストにあたって音がびびります。

NGDCC DE10sx_DE10K のベータテスト事例2を参考に うまくエンクロージャを形成すれば、それなりの音量が期待できそうです。

ちなみに、このスピーカをユニット単体でならした場合には、ほとんど音として成立しないほどか細い音となります。

緑色の運転台と灰色のヘッドランプ導光カバーとスピーカの位置関係はこのようになります。

導光カバーを少し削ると写真のようにうまく収まりそうです。

スピーカがうまく収まっています。ヘッドライト関連も未加工ですみそうです。

グルーガンで隙間をうめて、密閉してみました。

空間をのこして、エンクロージャを形成するようにしています。

わずか 1mmでも隙間があったり、隙間を埋める材質(プラ板等)によっても音量や音質が大幅に変化しますので十分な検討が必要です。

運転台を取り付けてみましたが、スピーカとの間に空間があります。この空間をうまく利用して、スピーカのエンクロージャの容量ををもう少し大きくすれば、さらに音量のUPが期待できそうです。
電解コンデンサは、ダイキャストの下側のくぼみに組み込めそうです。反対側にも同様のくぼみがあり、計2個分の搭載位置が確保できそうです。
 
以上のやり方で、実際に機関車に組み付けて試聴したところ、NGDCC DE10sx_EF58Kより音量は劣りますが、自宅で遊ぶ分にはなんとか実用になるかもしれません。ただし、片方の運転台よりにスピーカーが設置されているので、音像に偏りがあるのは否めませんでした。反対側の運転台のところのダイキャストを削り込んで 2スピーカ構成も効果的かも知れません。

 

·         ヘッドライト(電球色LED) * 2

·         停止時減光機能(走行し始めるとヘッドライトが明るくなります)

·         テールライト用の出力ランドを用意しています。実際のテールライト取付け加工は相応の技量が必要かと思われます。

·         入換動力車表示灯機能のほか、キャブライトなどに応用できる、ファンクションを2FX準備
※抵抗器が必要です。

·  CV46の設定により、方向転換してもライトなどの方向が一時的に変更しないように出来ます。(入換え時に有効)

·         BEMF(定速走行)機能

·         FX28対応  

 

旧製品 NGDCC DE10sx_EF65K での作例は以下のとおりです。ご参考まで。 

例1 K氏による 組込 スピーカ x 1使用、フレーム、運転台ユニットの一部カット
→音量は、同様の方法で組込んだ DE10よりも少し小さいとのことです。
例2 T氏による組込みです
→ブログで詳細に記されています。

例3 BetaTester 常連のU氏による 組込みです 
→ EF58との比較動画があります
例4 S氏による組込です
 
   

1.2 Sound機能

 

·         短、長ホイッスル音

·         エンジン始動、停止音

·         実際の走行速度に連動したエンジン音、及び惰行運転の実現

·         コンプレッサー音  

·      ATS音

·         停止時ブレーキ音

·         単弁ブレーキ排気音

·         連結機能
枕木 1.5本程度移動して、連結音が鳴ります。

 

1.3 Analog環境

·       本デコーダは、基本的に、DCC専用ですので、ANALOG運転については、性能保証はできません。

·         デコーダは、スパーク等により内部設定値が化けて、リセット操作が必要な場合がありますが、本デコーダでは、DCCコントローラによってのみリセットが可能です。

·         7Vで、エンジンが始動し、ヘッドライト、テールライトが点灯します。

·         8Vでブレーキ排気音とともに、ホイッスルが鳴るとともに、走行開始いたします。約7Vで停止いたします。デコーダは、線路電圧を測定して、その電圧によって、速度を決定しますので、下り勾配の時も速度が抑制されます。また、低速でも十分な牽引力を発揮します。
※走行開始電圧と走行停止電圧が異なるのは、起動時の線路電圧の低下による誤作動を回避するためです。

·         6.5V-7Vの範囲に電圧を落とすことにより、ブレーキ音とともに、停止させることが出来ます。

·         パワーパックは、十分容量のある純直流パワーパックを使用することで性能を発揮することが出来ます。パルス式や半波整流式のパワーパックの場合にはパワーパックとの相性により、走行が不安定になる、あるいは逆方向に走る可能性があります。

·         22V以上発生するものを使用した場合には、故障の可能性があります。ちなみに、高周波の電圧はテスターでは正しく計測できないので、気をつけてください。

1.4 運転方法 (DCC)

  1. F6ボタンで、ブロワーが始動します。
  2. F0ボタンで、前照灯が点灯します。機関車が停止しているときは、減光状態になっています。
  3. 単機運転であれば、F1ボタンでテールライトが点灯します。
  4. もし入換標識灯にしたい場合には、F7ボタンを押します。
  5. これで運転準備ができました。
  6. F2のボタンでホイッスルがなります。押し方で、長短ホイッスルの表現を行います。
  7. スロットルを上げます。
  8. 前照灯が明るくなるとともに、ブレーキエアーが抜ける音がします。
  9. スロットルをあげる前にF3を押すと、ブレーキエアー音が単独で鳴らせます。この場合、スロットルをあげると同時に動かすことができます。重連運用のときに、有用です。
  10. 吊り掛け音とともに加速を始めます。
  11. 速度が上がるとともに吊り掛け音も変化していきます。
  12. 所定の速度になったところで、スロットルを少し戻します。
  13. 吊り掛け音が途切れるとともに、惰行運転状態となります。
  14. 実車であれば徐々速度が落ちてくるのですが、デコーダの機能により一定の速度で走り続けますから、少しずつスロットルを絞っていくと実感的になります。
  15. F4=onで、ATSが起動して「ジリリリ...」 ここで F4=off で「キンコンカンコン....」 再度 F4=onにしてからF4=off でATS停止します。
    F4=onのままでも、一定期間後にATSは停止します。
    ATSが作動中にタイホンを鳴らすと、ATSは停止します。
  16. 再加速をするために、スロットルを少し上げます。再度、吊り掛け音が力行状態になります。
  17. 十分速度を落として、停車駅に進入します。
  18. F12ボタンで、単弁のブレーキエアーの排気音が出ます。
  19. 停止直前になると、ブレーキのスキール音が鳴り始め、完全停車となります。
  20. ときどき、コンプレッサーが動作します。
  21. 連結操作をする場合には、客車や貨車の直前(枕木1.5本分程度)で一旦停車します。
  22. F5ボタンを押すと、自動的に(設定変更可能)移動して、連結音とともに停止します。
なお、ライトファンクションやサウンドファンクションとファンクション番号は自由に割付変更可能となっています。初期設定時には、操作できるファンクションの少ないスロットルでも十分に楽しめるようにF0-F8に基本的なファンクションを割り付けてあります。

 

2.仕様

 

項目

内容

DCC動作電圧

7 – 22V(絶対定格)

出力電流

MOTOR

連続 1A   瞬間2A(50msec以内)

FUNCTION * 8

FX 8-10mA  

合計

連続1.8A ピーク3A(50msec以内)
※連続出力は、放熱無限大の条件です

サウンド出力

8ohm 1W BTL

※外部AMP等の接続不可

PWM周波数

20KHz
ただし、BEMF有効時は、約100Hzの周期でモータ逆起電力を取得する為に、出力を一時的にCUTするので、多少振動します。

加減速

対応

Speed Step

14,28,128 ステップ
start , mid , max ナシ
27スピードテーブル

アドレス設定

1 - 10239

プログラミングモード

全プログラミングモード

総括制御

対応

CV値リセット

CV8=103の書き込みで出荷時状態にリセット

 

3.試聴およびスピーカ分売

デコーダ購入者の便宜を図るために、スピーカの分売を行います(直販のみ)なお、デコーダと同時購入の場合には、20% 0ffといたします。(←詳細はクリック)
※なお、供給が不安定なため、スピーカ売切れの際はご容赦ください。