チュートリアル (CVLIST)                            
更新2016/07/14 
 
 
1.プログラミングモードの設定確認
 
 
DccPgm2では、CV一覧表示(CVスキャン)で3種類のCV読み出しモードを用意しています。
 
 
 
   
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  - Paged Mode:
               
    全てのデコーダでサポートしなければならない、プログラミングモードです。  
    
  - Direct Mode:
               
    比較的最近のデコーダでサポートされている、プログラミングモードで、Pagedモードより多少早いです。  
    
  - Direct Mode + bit mode (デフォルト): 
               
    最も、読み出し速度が速いモードで、1,2のモードに比べて約20倍程度早く読み出すことができます。  
    本来であれば、"Direct Mode"がサポートされていれば、このモードが有効なのですが、実際には               
    サポートされていないデコーダも存在します。  
  
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2.一覧の表示
 
 
 
  - 下図のように"マルチファンクションデコーダ"をダブルクリックもしくは、"+"をクリックして開くと、先頭に"Generic"とあって、その下にDCCメーカーリストが表示されます。
         
  - DCCメーカーリストは、全て表示するとツリーが大きくなり、見づらくなるので、ごく一部だけ登録しています。
  
  - DCCメーカーリストは、必要なメーカのみ表示非表示が可能です。
  
  - ここでは、SNJPNメーカーフォルダをダブルクリックもしくは、"+"をクリックして開くと、デコーダ一覧が表示されます。  
  
  - "DE8"を選択すると、緑色のデコーダアイテムが選択状態となって赤色に変わり、右側のリストにCV一覧が表示されます。
  
 

 
 
3.    デコーダから、全CV値の一覧読み出し
             
 

 
                                          
スキャン実行中
 
 
※デコーダによって、サポートされていない”CV"は、CV値が"0"もしくは"255"と表示される場合があります。
 
 
 
 
 
             
 
 
  - 一覧表で設定変更したいCVを選択して、ダブルクリックをすると、"CV              
    Read/Write"ダイアログが表示されます。
  
 
 
 
 
 
 
   
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       "Prev CV":CV一覧の選択を上に移動します。       
      "Next CV":CV一覧の選択を下に移動します。       
         
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  - このダイアログでは、Pagedモード、Directモードのほかに、OPSモードが利用できます。
  
  - ただし、OPSモードについては注意が必要です。OPSモードでは基本的に、WRITEのみ有効で、READ/VERIFYは
 
    サポートしません。  
  - 理由は、OPSモードでの、READ/VERIFYはNMRAの規約で定義されていないからです。例えば、Digitrax社のデコーダは
 
    Transpndingの機能を使っています。  
  - また、OPSモードを使うときには、デコーダのアドレスを指定しなければなりません。一覧表があらかじめSCAN済みで、"adrs"
 
    に正しいアドレスが表示されていない場合、手動でアドレスを指定して、OPSモードを使います。  
  - "ExtAddress"とは、デコーダアドレスが127以下のときに2byteアドレスモードを使っている場合、明示的に指示しなければなりません。
  
  - 一般的には、127以下の場合は、1byteアドレスモードですが、NMRA規約上はどちらでも構いません。ただし、デコーダ、コマンドステーション双方でサポートされている必要があります。
  
 
5.  CV一覧表で、選択したCV値のみの読み出し
 
 
 
  - 全CV値の読み出しは、デコーダによっては、長時間掛かる場合があり、また個別にダイアログを開くのは面倒なときに
 
    便利な機能です。  
  - 下図のように、読み出したい、CVアイテムを複数選択して、全一覧読み出しと同様の手順を実行するだけです。
  
 

 
 
6.    CV一覧表でCV値のUpdate / OverWrite
   
 
 
   
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        - Update:(変更書込み)
  
          スピードグラフでデータを変更した場合や、CV値のカット&ペーストでペーストしたときに、その変更分の書込み処理をします。  
            
          
        - OverWrite (上書き)
  
          現在一覧表示されているCV情報をすべてデコーダに書き出す。バックアップしているCV値を書き戻すときに使用します。  
        
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7.    デコーダアドレスの設定変更 (車載デコーダ)
    
 
 
   
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  - デコーダアドレスに関係するCVは、CV1,CV17,CV18,CV19,CV29です。
 
  - 上記CVを個別に設定変更するのは面倒な作業となるので、DccPgm2では、アドレス専用の手順を用意しています。
 
  - 事前に、”GENERIC"等、一覧表を出しておきます。”SCAN"の必要はありません。
 
  - "読出し"ボタンを押すと、該当のCVが自動的に読取られて、計算します。
 
  - 図の例では、拡張アドレス(10001)であることを示しています。
 
  - アドレスの変更はアドレスモードとアドレス番号を入力して、"更新ボタン"を押します
 
 
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8.   デコーダアドレスの設定変更 (アクセサリデコーダ) 
    
 
   
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        - アクセサリデコーダアドレスに関係するCVは、CV513,CV521,CV541です
  
        - アクセサリデコーダは、正式には、CV513から始まるCV番号で構成されますが、コマンドステーションの制約等により一般的には、互換モードに設定されています。
  
        - 互換モードとは以下のようにCV番号を読み替える機能です。
  
            
          CV513 -> CV1    
          CV514 -> CV2    
          
        - 互換モードに設定されている場合には、逆に、CV513から始まる正式のCV番号ではアクセスできないのでご注意ください。
  
        - DccPgm2では、"読出し"ボタンを押下したときには、この互換モードの判定を行っていますが、判定に失敗することもあります。
  
            
          
        - Outputアドレスモードとは、たとえば、4出力あるデコーダの各々の出力に連番でないアドレスを割り付ける機能のあるデコーダですが。この場合には、デコーダアドレスは1番目の出力のアドレスをさします。
  
          
        - "Outputアドレスモードは、CV541にて決定され、このモードの変更は一般的には不可能です。
  
        
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9.CV一覧の印刷
 
 
CV一覧が表示されている状態で、印刷することが出来ます。以下はプレビュー画面です。
 
 

 
 
 
 
 
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