DA5 (8ch ヤードポイントデコーダ) \9,800- (直販のみ) 2014/09/17 更新
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- 線路電圧 8-15Vを 12V-18V(設定可能)昇圧して大容量のコンデンサに蓄電します。 -最大充電電流は 100mA程度です。 |
細身の 470uF/25V x 8本(標準添付)を使用して、厚さ
9mmのスペースに完全に収まります。 2014.9.17
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3Pのターミナルブロック x 9 を付属の場合には (+ \1080-)(要半田付け) |
両極性ソレノイド式ポイント専用 3線タイプも一部可
内部スイッチングレギュレータにより、確実なポイント駆動電力の生成 (max 18V)
8ch Yardポイント 8アドレスの同時転換をプログラミングできます。
もちろん独立8chポイントデコーダとしても使用可能です。
コンデンサへの充電時間は、4000uFで約10秒かかります。容量が多いほど、設定電圧が高いほど時間がかかります。
同時に8箇所転換命令を出した場合には、転換が完了するのに 8 x10秒かかります。
設定電圧13Vでは、3秒ほどで充電できます。
転換命令は常に小さい番号の出力が優先されて、順番に処理されます。
R+,R-にDCC信号線を接続します。 "G"は"GND"を示します。
PGMSWは、プログラミングモード時に使用します。PGMSWを押下した状態でDCC信号投入することによりプログラミングモードに切り替わります。
出力は、1〜8まで各々3つのランドで構成しています。OUT+/GND/OUT-の順番になっています。
出荷時は、互換モードに設定しているので、車載デコーダと同様にプログラミング可能。
Quick Address 設定モード
アクセサリデコーダCVプログラミング仕様をご参照ください。
本デコーダでは、8CH分のDCCアドレスが設定されています。通常のFXデコーダですと。出力 1-8が1対1で割付けられていますが、本デコーダでは、Y1-Y8というヤード番号に割付けています。
各ヤード番号には、4つのCV値を割り当てます。たとえば、Y1では、CV624,CV632,CV640,CV648 を割り当てます。
CV624: Y1に対して close命令を指示した場合の、転換すべき出力の指定。
CV632: Y1に対して close命令を指示した場合の、出力極性の設定。
CV640: Y1に対して thrown命令を指示した場合の、転換すべき出力の指定。
CV648: Y1に対して thrown命令を指示した場合の、出力極性の設定。
たとえば、CV624=255とした場合には、全出力が同時に転換します。初期値は CV624=1です。
4.2 Yard設定例
例のヤードのポイント P#1〜P#8に対して、デコーダ出力 1-8を割り当てるとします。
デコーダのYard設定 Y1-Y8を以下のように割り当てます
アドレス | CV for Address | |||
Y1 | 着発1 | 1 | CV513=1 | CV521=0 |
Y2 | 着発2 | 2 | CV545=2 | CV546=0 |
Y3 | 着発3 | 3 | CV547=3 | CV548=0 |
Y4 | 着発4 | 4 | CV549=4 | CV550=0 |
Y5 | 本線 | 8 | CV551=8 | Cv552=0 |
各アドレスに対して、下り方からの入線ルートを "c" 上り方からの入線ルートを "t"と決めると、各ルートは以下のように決まります。
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ルート |
ポイント開通方向 |
CV設定 ※アドレス以外 |
|||||
Y1 [adrs=1] |
c |
下り方〜着発1 |
p#1=t |
p#2=t |
CV624=0000.0011 (3) |
CV632=0000.0011 (3) | ||
t |
着発1〜上り方 |
p#7=t |
p#8=t |
CV640=1100.0000 (192) |
CV648=1100.0000 (192) | |||
Y2 [adrs=2] | c |
下り方〜着発2 |
p#1=t | p#2=c | p#3=t | CV625=0000.0111 (7) | CV633=0000.0101 (5) | |
t |
着発2〜上り方 |
p#6=t | p#7=c | p#8=t | CV641=1110.0000 (224) | CV649=1010.0000 (160) | ||
Y3 [adrs=3] |
c |
下り方〜着発3 |
p#1=t | p#2=c | p#3=c | p#4=t | CV626=0000.1111 (15) | CV634=0000.1001 (9) |
t |
着発3〜上り方 |
p#5=t | p#6=c | p#7=c | p#8=t | CV642=1111.0000 (240) | CV650=1001.0000 (144) | |
Y4 [adrs=4] | c |
下り方〜着発4 |
p#1=t | p#2=c | p#3=c | p#4=c | CV627=0000.1111 (15) | CV635=0000.0001 (1) |
t |
着発4〜上り方 |
p#5=c | p#6=c | p#7=c | p#8=t | CV643=1111.0000 (240) | CV651=1000.0000 (128) | |
Y5 [adrs=8] |
c | 本線通過 | p#1=c | p#8=c | CV628=1000.0001 (129) | CV636=0000.0000 (0) |
後始末
上記設定で未使用のCVは後始末しておかないと、予期せぬ動作(正常)がする場合があります。
Y5 : t | CV644=0 |
Y6 : c | CV629=0 |
Y6 : t | CV645=0 |
Y7 : c | CV630=0 |
Y7 : t | CV646=0 |
Y8 : c | CV631=0 |
Y8 : t | CV647=0 |
項目 |
内容 |
動作電圧 | 7V - 22V (絶対定格 22V) |
出力電流 | 各出力 連続 0.4A 瞬間1.2A(1sec以内) |
アドレス設定 | 1-2044 |
プログラミングモード | 全プログラミングモード |
CV値リセット | CV8=103の書き込みでリセット |
ポイント駆動電圧 | 約18V チャージ時間 約10秒 |